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広島市は,太田川の三角州の上に広がる町です.広島市内で,川はいくつにも分岐して行きます.それらの分岐点の中で,上流からみて,後に開削された放水路への分岐を別にすると最初の分岐点に,小さな中州があります. この中州は,400年ほど前に毛利氏が三角州を開拓し,広島城と城下町を築いた「島普請」の時からある,という説があります.その真偽はわかりませんが,小さな中州にもかかわらず大きな木が何本も生えているようすには,確かに古くからあったと思わせるものがあります. そして,この木々には,サギやカワウがびっしりと巣を作っています.川の中にある中州には人や犬が渡ってこないので,「野鳥の楽園」になっているわけですが,まわりを高層マンションや幹線道路,新交通システムの高架に囲まれている中で,ここだけが,自然のままに保たれた不思議な風景を保っています. この「野鳥の楽園」は,広島ではよく知られており,ネット上でも写真がいくつも見つかります.私も,通勤途中でバスを降りて,写真を撮ってみました. ※写真をクリックすると別ウィンドウで拡大します.今回の写真は,フィルムカメラのPENTAX MX-3, 80-210mmで撮影し,ラボでCDに入れてもらったものです. 野鳥のようすを写してみました. 参考リンク
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