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色彩・図形と視覚
準備中
🇯🇵 

関西大学に移ってから,色彩と感性の研究を始めました。また,これまで研究していた布やテクスチャから発展して,図形に対してもつ感性についての研究もしています。現在発表予定の研究もあるので,発表ししだい,順次ここに記述していきます。

 

色彩と概念・印象

色彩から受ける印象が,色彩と概念との結びつきの度合いによってどう異なるかを調べました。さらに,多色のものから優先して受け取る色彩がどうやって決まるかを考察しました。また,LED色彩照明を使って,照明色と身体的・精神的な影響を調べました。

 

布の色彩と印象

各種色彩の布を,画像で見るとき・実物を見るとき・接触するときの各場合について,印象の違いを調べました。彩度の高い色の場合,画像で見ると「重い」という印象をうけやすいこと,また,画像と実物との精密な色合わせによって,印象の差を小さくできることを示しました。

 

色彩と文化

日本の伝統色にある各種の赤色について,好みに関する地域差を調べました。その結果,東日本,西日本,沖縄で嗜好に明確な差があることが示されました。また,世代と色の嗜好の関係の,時系列的な変化についても調べました。

 

画像の視覚的複雑性

テクスチャ画像や絵画から受ける「複雑さ」の印象が,画像のパラメータとどういう関係にあるかを調べ,視覚的複雑性を表現するモデルを作りました。この研究は,元指導学生の郭小英博士(中国・山西大学)が主になって進めています。

 

おもな研究発表

色彩と概念・印象

 

布の色彩と印象

 

色彩と文化

 

画像の視覚的複雑性