教養ゼミ2002(総合科学部・浅野担当)
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5月20日 発表者:夫津木 芳美
もし日本人が全員イスラム教徒になったら?

発表者の推測1
一日5回メッカに向かってのお祈りの時間が,労働時間に組み込まれそのお祈りの時間に一息つく事ができるので、心もリフレッシュでき、ストレスが減る。よって過労死などが減り穏やかな労働生活が実現するのではないか。
聴衆の意見:・経済成長が減少するだろう。<工業の衰退>
      ・かえってお祈りがストレスとなるのではないか
      ・アメリカとの関係が希薄になるのでは
発表者の推測2
他人イスラム教の女性はヴェールをかぶる。これはもともと男性が邪な気持ちにならないよおうにするためだそうだ。だから、日本でも女性がヴェールをかぶれば男性のムラムラを抑えることができ、ちかんやレイプが減少するので、治安がよくなるのではないか。
聴衆の意見:・抑えることができるだろう。<男性>
      ・個人の問題だ
      ・結局変わらない
      ・男尊女卑になるため女性の社会進出が妨げられるのでは
       →インターネットで世界に進出しているイスラム女性もいるから、
        それを使うといいのでは。
発表者の推測3
ところでどんな状況ならこの仮定は可能になるだろうか? ダライ・ラマやローマ法王など、各宗教のトップがイスラム教の教え<たとえば喜捨の精神など>に感動してイスラム教に改宗したら、日本の信者も改宗するのではないか。
聴衆の意見:・世の中が混乱し来世利益を求めるようになったらありえるのではないか。
発表者の今回の反省
・仮定・設定をもっとしっかりするべきだった。
・みんなの意見にも自分の見解をのべるようにするべきだった。
・浅野先生にメールを出すのがおくれてしまった。
 少し緊張したけどたのしかったです。この反省を元に次回は
 もっとパワーアップをはかりたいです。
浅野の感想
発表者も聴衆も,「イスラム教」というものを,お祈りとか女性のヴェールとか,表面的なものでとらえているのではないでしょうか.米国テロ事件以後,イスラム世界が注目を浴びている時でもありますし,イスラム世界を理解するための本がいろいろ出版されています.いくつか読んでみて,「なぜそのような文化が形成されたか」を考えてみてはどうかと思います.