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モスクと
シルサク
(2007. 12)
photo

2005年から3年続けて,夏にインドネシア・スラバヤ工科大学を訪れています.

私の研究室で学位をとり,現在はスラバヤ工科大の先生をしているAgus Zainal Arifinさんに,スラバヤ滞在中の休日には町を案内してもらっています.彼は大変まじめなイスラム教徒で,彼の案内で,いくつかのモスクを訪れました.このページでは,われわれがインドネシアを訪問したとしても,あまり観光に訪れることはない,モスクのようすをご紹介します.

また,インドネシアで初めて知った果物が,シルサク(sirsak)です.初めての訪問のときに,私があまりに気に入っていたので,翌年からは大学の方に常にシルサクジュースを勧められるようになりました.最近は日本でもたまに見かけるようになった,この果物もこのページでご紹介します.

※写真をクリックすると別ウィンドウで拡大します.

モスク

masjid

2005年,訪問先の大学の人々との旅行中に立ち寄った観光茶園にある,イスラム教のモスクです.立ち寄ったのがちょうど「マグレブ」の時刻にあたったので,大学の人たちはここでお祈りをしていました.

このようなモスクはいたるところにあり,出先で祈りの時刻になった場合に立ち寄ることができます.また,もっとも重要な「マグレブ(日没)」の祈りの時刻には,テレビやラジオで,祈りを促す呼び声(アザーン,「日の出」のページ参照)が放送されます.

alakbar  alakbar

同じく2005年に訪れた,インドネシア・スラバヤ市郊外にある大モスク"Masjid Al-Akbar"の外観です.モスクは,キリスト教会とは違って祭壇などはなく,いわば「巨大な大広間」です.中に入ると,床や壁は完璧に磨き清められ,身の引き締まる思いがします.そこにいた現地の人に,その感想を伝えると,「清浄もイスラムの一部です」という答が返ってきました.

alakbar  alakbar  alakbar

2007年に訪れた,あるモスク(左,中)と霊廟(右)です.モスクで祈る際には,手足を清めます.このモスクでは,広間の前にプールがあり(左の写真),そこで足を洗うようになっています.
(上の写真は,シャープ製携帯電話SH901iSで撮影しました.)

シルサク

sirsak1  sirsak2

2005年のインドネシア初訪問で,お気に入りになってしまった果物であるシルサクです.日本名はトゲバンレイシ(棘蕃茘枝),英語ではsoursopといいます.また,南米で葉や根が薬として使われている「グラビオラ」も,同じ物(学名Annona muricata)です.シルサクのジュースは真っ白でとろみがあり,甘み・酸味とも適度で,大変美味でした.

sirsak3  sirsak4

上の左の写真のように切ったり,右のように皮を剥いてみると,果肉には繊維が非常に多く含まれていることがわかります.このため,生食するよりも,ジュースにすることが多いそうです.甘すぎず,繊維が多く,現代の日本では好まれそうな果物ですが,いかがでしょうか.

guanabana  oeuf

2007年12月になって,クレープ店「ウッフ」のメニューに,シルサクのジュースがあるのを見つけました.ここでは「グアナバナ(guanabana)」の名で呼ばれており,「森のカスタードアイス」という別名がつけられています.下の「参考リンク」にあるように,「グアナバナ」で検索すると,他にも売っているところが見つかりました.いよいよ日本上陸でしょうか?
(上の2つの写真は,東京・大森のイトーヨーカドーにある「ウッフ」で,シャープ製携帯電話SH901iSで撮影しました.)

参考リンク

(2007年12月,再構成して掲載)

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