教養ゼミ2002(総合科学部・浅野担当)
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6月3日 発表者:久米 裕子
もしも地球上の石油井戸が突然すべて枯れてしまったら

設定 人間の石油の使いすぎと地震などの自然現象によって突然起こったものとする。
日本の石油備蓄量は約90日といわれている。日本と同じような石油がとれない国においてもその量に大差はないと思われるので日本の場合において考えてみる。)

予想1 日本での混乱

   (1)原油価格高騰
   (2)原油、石油製品の輸入は完全にストップ
     ・エネルギー問題
       代替エネルギー(水力、風力、原子力など)を発案
       環境よくなる
     [意見] 原子力による廃棄物が増えるので環境はよくならない
      ・石油からつくられる様々な製品の不足 -
       1,交通手段が閉ざされる
         公共的な交通機関最優先
         交通渋滞なくなる、国鉄などの赤字解消
       2,電力不足
         工業生産ストップ
         経済麻痺
         何十年か昔の生活に戻る、国がすべてを管理する社会に!

     [意見] 服がなくなる(石油以外から作ることができるので補える?)
         水素自動車などができているので大丈夫(費用がかかるかも?)  
         原子力で石油の分を補える

予想2 石油がとれる国と石油がとれない国との違い

    石油がとれる国
         経済衰退,不況
         テロなどが起こる
         人類滅亡
        
    石油がとれない国 
         輸入代金いらなくなる
         代替案を探す努力をしているので対処が早い
 
     [意見] 原子力の輸入が必要になる
         石油がとれない国が輸入代金がいらないので発展していく
         (特に水力のある北欧の国など)
         原子力の輸入代金が必要になるので発展しない
         石油がとれていた国は他の国からの干渉がなくなるので平和になる
         原子力輸入などの問題がでてくるので結局世界的均衡は変わらない

発表者の感想
みんなの意見に対して返す言葉をほとんど考えていなかったのが悪かったと思います。それと、費用の問題などもっと視野を広げて考えることが必要だったと感じました。
  
浅野の感想
視野を広げることは大事だと思います.つまり,発表者が「皆が当然予想すること」を述べても,あまり議論は進まないでしょう.発表者は,聴衆の思いも寄らない視点を考えてきて提供するとよいと思います.