教養ゼミ2002(総合科学部・浅野担当)
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6月17日 発表者:伊波 沙耶佳
もしも四次元の世界を自由に行き来することができたら

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発表者の感想

論理的に物事を考えることは難しいですね。どうしても自分の主観が入りがちになってしまいます。今回の議題は、私が興味を持っている物理のアインシュタインの相対性理論から考えてみました。たまにふと未来をがわかったら、過去を変えることができたら、などと思ったりすることがありますが、実際に可能になったなら、世界は想像できないほど複雑で、そんないいものではないのかもしれません。   

浅野の感想

 将棋や碁は,偶然の要素がなく,また相手の駒が全て互いに見える「完全情報ゲーム」です.これに対してマージャンやカードゲームは偶然の要素があり,また相手の手札の一部は見えない「不完全情報ゲーム」です.マージャンでは下手な人もたまには勝つことができますが,将棋では上手な人がほぼ確実に勝ちます.
 誰もが未来が見通せるようになるということは,現在のマージャン的世界を将棋的世界に変える,ということです.どちらの世界がよいでしょうか?私自身は,将棋的世界では息苦しくて生きていけないと思います.
 なお,相対論については,物理の先生に聞くなどして良い本を選んで勉強してください.相対論は用いる数学がやさしくとっつきがいいですが,反面「トンデモ本」でなくても,誤った解説をしている本も多いそうです.