教養ゼミ2002(総合科学部・浅野担当)
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7月1日 発表者:縄 裕次郎
もしも魔法が使えたら 〜箒に乗って空を飛ぶ〜

設定 もしも人間が箒に乗って空を飛ぶことができていたなら、今現在の世の中はどのように変化しているだろうか。みんなで「箒のある社会」を覗いてみよう。
ストーリー
太古の昔、ある一人(一匹?)の類人猿がある時、一本の木ぎれにまたがって少し気を込めてみたところ、その木もろとも浮かび上がった。そこから人類が箒で飛ぶという歴史が始まった。
設定
猫ぐらいは一緒に乗れるが、原則、一本の箒に乗れるのは一人までとする。この箒は、人間の気によって飛んでいる。この箒のスピードは、だいたい時速60KMが限度であったが、近年の急激な箒産業の進歩により、高速で移動できる箒も市場に出回っている。
考察 
建築学
上に煙突のような箒の入り口ができるのではないか。また、お金持ちの家の場合、小さな滑走路みたいなモノが出来るかもしれない。ビルには、箒が着地するためのベランダのようなモノが作られるだろう。
服装
上下左右どこからみてもデザイン性に富んでいる服が作られるであろう。鳥の攻撃などから身を守るために、飛んでいる間はヘルメットとゴーグルが着用されるようになるだろう。
交通法規
大勢が空を飛ぶことになるので、スピード制限が規定されることになろう。
思想
より広い視野を持つことにより、グローバルな考え方が身に付くであろう。また、空陸海を手中におさめた人間は、今度は宇宙へとその幅を広げるかもしれない。しかし、その一方、人間が古来、空や広い世界に対して抱いていたファンタジー(虚構)の世界はその姿をあらわにすることになるので、世界の未知なる部分に対する神秘性は失われるだろう。
人間への影響
箒に乗ってばかりで歩かないので、歩行力が衰退することがあげられる。その結果、四足歩行に逆戻りするか、むしろ四本とも手のような働きをするのではないかという仮説が立てられる。また、標高の高いところでより多くの時を過ごすことになるので、肺が進化するのではないかと思われる。あと、運動量が少なくなるので、肥満がふえるかもしれない。
社会の変化
空からの侵入に備えて、防犯設備が変化するだろう。車が無くなるので、空気が澄むだろう。もっと高い建物がしゅつげんするだろう。空での商売が始まるかもしれない。ホーキング(箒で空を散歩すること)がストレス解消になるだろう。・・・箒で庭が掃けなくなりそうだ。
スポーツ
空中での競技が行われるようになるだろう。

参考文献 

発表者の感想

 どうでしたでしょうか。この話を通して、みなさんに少しでもファンタジーの世界を想像していただけていたら、幸いです♪たまには空を飛んでみよう!

浅野の感想

歌にもあるように,人の空に対するあこがれは昔から強いものです.それは,歩く・泳ぐ・(水に)潜るといったことは,人は不完全ながら可能ですが,「飛ぶ」ことは「全く」できないからでしょう.今回のゼミでも,この題材についてはやはり皆からいろいろな考えが出て,大変おもしろかったです.