7月8日 発表者:中島 いずみ
			もしも光条件が今と違っていたら
		
			- 設定 
			
 - 現代、我々は電気の発達など人工的環境のなかで昼と夜とを無視しがちである。そこで今回、電気の光にたよって夜間も明るくするということを考えずに、今よりも昼が短く夜が長くなり、そして昼間の光ももっと弱くなったとすれば、人間の生活はどうなっているかを考えてみたいと思う。
		
 
		
			- 予想 
		
 
		
			- 光環境による眼の構造変化→視力は今より悪くなる。
				例)弱い白色電球のもとでシロネズミを飼育→網膜の退化(視細胞の退化)
				  コウモリなど洞窟に生息している動物は目がない
				  →そのかわり他の感覚が発達するだろう
			
				- 美術系の芸術よりも音楽が発達する(これに対する意見:聴覚の発達の種類による・音域?細かい音の聞き分け?)				
 - おしゃれの感覚:服の色=はっきりした色が好まれる・香水などが重視される
			
 
			 - 光が弱いことにより、赤外線や紫外線の吸収によってつくられるビタミンが不足する→これによって骨の発育が妨げられる
			
				- 身長が低くなる
				
 - 歩行障害
				
 - (女性の場合)出産が困難。
			
 
			 - 抗体産生力は日長が長くなるほど増加する
			
				- 人間は今より弱くなる・繁殖力の低下→人口少なくなる
					 →ひとりひとりの命、人権が今より尊重される				
			 
		 
		
			- その他,みんなの意見 
		
 
		
			- 寒くなる
			
 - 動植物の成長妨げられる→貧弱な世界
			
 - 皮膚ガンが減る
			
 - 植物界が大きく変わってくる
			
 - 肌が白くなる 
		
 
		参考文献 
		
			- 加藤勝  「光と動物の生活」  共立出版
			
 - 佐藤方彦、早弓惇、佐藤陽彦、片岡洵子  「人間の生物学」  朝倉書店
		
 
		浅野の感想
		
			-  日本は「日の本の国」と自称するほど,太陽の光に恵まれた国です.強すぎもせず,弱すぎもしない適度な太陽の光が,日本の自然を形作っています.
			
-  一方,北欧などの高緯度地方は,今回の仮定ほどではなくても,確かに日差しは弱く,冬は暗い日が続きます.フィンランドにいたとき,冬を前にしてフィンランド人が私に「冬つらいのは,寒さではない.暗さだ」と言っていたのを思い出します.極限の地に住む彼らの社会の基盤にある「助け合い」や「優しさ」は,もしかしたらその暗さとつらさに理由があるのかもしれません.