教養ゼミ2002(総合科学部・浅野担当)
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7月15日 発表者:猿渡 淳
もし、月に住むことができるようになったら

設定 
遠い将来、月が今の地球のように緑と水と空気で覆われており、宇宙服なしで生活ができるとする。また、地球は滅びたわけではない。地球と月の間の行き来は簡単にできるものとする。ただし、地球と大きく違うことは重力が1/6であることである。
オリンピックが月で行われた場合様々な結果はどうなるか? 

もし,月に家を建てるとしたら

  1. ゴムで作る
  2. 天井の高い家
  3. 部屋を積み重ねた家
  4. ドアを高くする
  5. 地下に作る
  6. 集合住宅
  7. 4,5階建て
  8. 窓がない
  9. 円形
  10. 移動が簡単なもの

 このほかに書いてもらった紙を回収して書いてあった意見

  1. 地球より重たい素材で作る。
  2. 留守中に家ごと盗まれないように土台をしっかりする。

(発表者の感想)防犯のことをしっかり考えたつもりだったが、家ごと盗まれるとは考えていなかった。とても大事なことだと思った。

発表者の感想

 このほかにも少し話題があったのですが、以外と難しいので、みなさんでいろいろ考えてくださるとよいと思います。遊園地を作ったとしたら、どうなるか?結構良い考えが浮かぶと思います。本当はほかのテーマにしようと思って,1ヶ月前から準備していたのですが,そのことに関する本が全くなかったのでテーマを変えました。でもうまくいったと思います。もう少し色々な角度から観察できたらよかったと思います。

参考文献 

浅野の感想

 月にいって,重力が小さくなったら?というのは,よく考えられる思考実験です.「家を盗まれないようにする」というのは,私もとてもおもしろいと思いました.もうすこし欲を言えば,「重量」と「質量」の違いに着目した考察がもっとあればよかったと思います.月では,重量,すなわち「持ち上げにくさ」は1/6になりますが,質量,つまり「動かしにくさ」は変わりません.例えば,非常に摩擦が小さい状態(氷の上のソリとか,あるいは磁気浮上とか)で,物を押して動かすときの力は地球でも月でも変わりません.このあたりで,重力が減って楽になることと変わらないことの違いを考察してみてはどうでしょうか.